横須賀市教育委員会は、「新型コロナウイルス感染が拡大している状況を踏まえ、感染防止に対する対応」について発表し、3月3日より市立小・中・高校を臨時休校する。
文部科学省からの通知を踏まえて決定した。3月2日までに児童生徒や保護者への通知などを整え、3日から市立の幼稚園、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校について臨時休校を行う。期間は学年末休業の前日まで。
卒業証書授与式は規模を縮小し、卒業生と教職員のみで行う。市内で発症者が確認された場合は延期などの対応をする。小学校の校庭を遊び場として時間を制限して開放。中学校では校庭開放は行わず、部活動もすべて中止に。学校内に設置された放課後学童クラブについては、別途事業者が対応する。
また、神奈川県教育委員会は、3月2日から春季休業の開始日までの間、県立高校など全県立学校を臨時休業すると発表している。
上地克明横須賀市長は、2月21日と28日に「新型コロナウイルスに関する市長メッセージ」を発表し、市民に理解と協力を呼び掛けている。同市は6月末まで、市主催や市が管理する施設でのイベント・セミナ-などを中止。観光施設や飲食店など来店客が減少していることから、経済的な損失を憂慮し、中小事業者に対して市内信用金庫に緊急融資などの対応も要請している。