横須賀市は6月より、「横須賀製鉄所(造船所)創設150周年」を記念して市内唯一の水源・走水水源地の湧き水を使用したペットボトルの販売を始めた。1万本限定で、横須賀市観光協会が取り扱う。
走水水源地は1876(明治9)年、横須賀製鉄所のフランス人技師ヴェルニーが同製鉄所で使う水を確保するために築造。その後、1908(明治41)年に市営水道となり、日本の近代水道発祥地のひとつとされる。湧水量は1日約2,000立方メートル。
走水の湧水は、軟水が多い国内のミネラルウオーターの中では数少ない「中硬水」。天然ミネラル・カルシウム・マグネシウムなどが含まれる。ボトルラベルはパワースポットとしても知られる走水神社をモチーフにしたもので、横須賀総合高校の美術部生徒がデザインした。
同観光協会の小林京子さんは「走水というネーミングからランニングやスポーツ後の飲料にもオススメ。まろやかな味わいでコーヒー・緑茶・しゃぶしゃぶ・鍋物などにも適している」と話す。今後アサヒビールと連携し、市内飲食店で湧き水を使ったカクテル・水割りウイスキー・酎ハイなども提供していく予定だ。
サイズは350ミリリットルで、価格はオープン価格。YYポート横須賀、よこすかポートマーケット、ソレイユの丘、市役所1階のコンビニなどで販売。横須賀酒販協同組合に加盟する酒販店で宅配も行い、価格は1ケース2,880円(宅配料込み)。申し込み・問い合わせは同観光協会(TEL 046-822-8256)まで。