横須賀・上町のカフェサロン「スローガンズ」(横須賀市上町2)は7月7日より、オープン2周年を記念して絵と写真のグループ展「Soul Mate」を開催している。参加アーティストは横須賀在住の「UO-GEN」さん、永阪ゆいりさん、オバチさん、東京在住の松谷和恵さんの4人。
UO-GENさんはコンパクト・フィルムカメラを使った独特の作風で、「車のウインドーに映る街の風景」を40枚の連作として発表。永阪さんは「裏窓」をテーマにしたペン画で、「裏窓には過去が映っていて、その景色は潜在意識として今の自分に作用している。その妄想のイメージを描いたもの」だという。オバチさんはデジタルカメラで撮影したスナップや風景写真をデジタルアートに仕上げた作品。絵本作家の松谷さんは、絵ハガキサイズで童話風のオリジナル作品を多数出品した。
同店は2007年7月のオープン以来、市内在住アーティストとコラボしながらアートスペースとして情報発信の場を提供している。店内は地中海の教会をイメージした白い土壁と天井には青空が描かれており、内装はオーナーの伊藤義英さんが手作りした。
伊藤さんは「フラリと立ち寄って、自分の好きな音楽を聴きながら気軽にアートを楽しんでもらえる場所。人が出会い、初対面同士でも気兼ねなく話ができるような店を目指している」という。「最近の上町エリアには、若い人が集まるギャラリー風のカフェが増え始めている。周辺の店とともに横須賀らしいサロン文化を作っていけたら」と話す。
営業時間は14時~24時。日曜定休。今月18日まで。17日には「上町・灯ろう夜市」に合わせて、18時からアコーステック・ライブも予定する。