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「自転車半島宣言」冊子、三浦半島サミットでお披露目ーサイクリングの魅力を発信

サイクリングを通じて三浦半島の魅力を発信する冊子「自転車半島宣言」

サイクリングを通じて三浦半島の魅力を発信する冊子「自転車半島宣言」

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 三浦半島の観光振興を目的に4市1町の首長が集まる「第2回三浦半島サミット」が4月30日に逗子市役所で開催され、サイクリングを通じて同半島の魅力を発信するパンフレット「自転車半島宣言」がお披露目された。

「ロードバイクで行く絶景ツーリング」の頁レイアウト

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 同パンフはB5変形サイズ、カラー24ページ、3万部配布。発行は三浦半島観光連絡協議会、編集制作はNPO法人横須賀創造空間(横須賀市小川町)。昨年10月に行われた「第1回三浦半島サミット」の協議を経て、三浦半島サミット事業として制作されたもの。

 当日は、葉山町・鎌倉市・逗子市・三浦市・横須賀市が連携して活性化事業を展開する「三浦半島観光連携PR協定書」の締結が行われたほか、津波ハザードマップの表記を統一することなども決まった。

 同パンフの構成は、「時速30km、時速20km、時速10kimでゆく三浦半島」の3つの企画特集が中心。「自転車ブームの中、いろいろな自転車が半島を走り回っているが、速度感の違いにより見える風景や出会う事柄が異なることに注目した」(同制作スタッフ)という。三浦半島の自転車乗りやクリエイターらがアイデアを出し合い、観光協会と市民協働スタイルで作られた。

 第1部では、「ロードバイクで行く絶景ツーリング~僕は、三浦半島の風になる」。第2部では、女性向けグルメライドを提案する「自転車女子の鎌倉・逗子・葉山」。第3部はテーマ別ツーリングで「横須賀シーサイドロード」「達人とめぐる三大灯台」。自転車乗りインタビュー、ツーリングマップ、安全マナーなども掲載。

 半島に来訪する自転車乗りインタビュー調査では、「30代~50代のグループやカップル、スポーツ系自転車初心者も多い」「県内ほか東京・北関東などからも来訪している」「トライアスロンなどレース出場者のトレーニングコースとしても活用されている」「遠方からは電車を使った輪行組が多くサイクル列車やグルメライドなどの潜在需要も」「海に囲まれ起伏も多い半島の海沿いコースが人気を集めている」ことが分かったという。

 自転車ツーリズムを提唱する同NPO代表理事の藤野浩章さんは「三浦半島の自治体が公式に『自転車半島』を宣言するという記念すべき日になった」といい、「情報発信だけでなく、次は自転車ラックなどの『おもてなし』を充実させていくことが大切。これをきっかけに自転車ウェルカムの雰囲気が広まれば」と話している。

 同パンフはJR横須賀線・京急沿線の主要駅、観光施設などで配布。問い合わせは三浦半島観光連絡協議会(TEL 046-822-9685)まで。

(追記)
 5月28日現在、横須賀市によれば「パンフに訂正シールを貼るため配布を一時中止しており、8月から配布再開の予定」としている。

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