横須賀在住の映画監督・矢城潤一さんが3月2日、J:COM横須賀うみかぜスタジオ(横須賀市平成町1)で映画や演劇に興味ある人を対象に「まるごと演技塾・体験版」を開催する。「まるごと横須賀で映画をつくる会」が主催。
当日は、市内在住者など中学生以上を対象に、身体表現・エチュード(即興劇)・台本読みなどの体験レッスンを行う。同つくる会は、矢城さんら高校時代の同級生が中心となって昨年秋に立ち上げたもの。横須賀出身の俳優や市民参加で映画作りを呼び掛けており、今秋のクランクインに向けて準備を進めている。
矢城さんは県立横須賀高校出身(1980年卒)。専修大学を卒業後、北野武・原田眞人監督など実力派監督の元で助監督の経験を積んだ。1998年に映画「ある探偵の憂鬱」を初監督し、バンクーバー国際映画祭・新人賞部門にノミネート。長編映画「ねこのひげ」(2008年)、「ばななとグローブとジンベイザメ」(2013年)なども手掛けた。
「今のところ応募者は年齢・経験もバラバラなので、どの人も楽しめるような内容にしたい。あまり構えずに演技を体験しに来てもらえたら」(矢城さん)といい、「要望があれば今後も定期的に開催していきたい」と話している。
開催時間は12時~15時、15時~18時の2回予定。定員は20~40人。参加無料。申し込みはEメール(cinemajyuku@gmail.com)で、名前・年齢・性別・演技経験の有無、自己PRを記載。応募は2月22日まで。