JR衣笠駅前にある衣笠商店街の飲食店7店舗で7月6日より、新しいご当地グルメ「よこすか衣笠丼」の販売を始めた。衣笠観光協会と商店街が連携し、同地域の活性化を目指す。
衣笠丼は油揚げと長ネギを卵でとじたシンプルな丼で、元は京都の郷土料理。金閣寺近くの衣笠山にちなんで名付けられたと伝わる。横須賀にも桜の名所・衣笠山があることから、「関東で衣笠丼が食べられる唯一の町」を目指し、同じ食材を使いながらも和食・洋食・中華の各店が工夫を凝らしたオリジナル丼を考案した。
洋食店では、衣笠山をイメージしたふわふわのオムレツ風に。中華店では、ピリカラの具が入ったあんかけに温泉卵をトッピング。和食店では京都で修業した職人が作る本場の衣笠丼のほか、トンカツ店ではヒレカツやマグロをトッピングした丼なども。
同商店街の玉寿々、一松食堂、三浦や、上海王、北京、ARUWA屋、Ricoカウベルなどで提供。価格は680円~870円。夏祭りや盆踊りのイベントなどで、地名を冠した「キヌガサイダー」(1本150円)も同時に売り出す。
衣笠観光協会会長の鈴木一男さんは「提供店の前には黄色いのぼり旗も立てた。衣笠の新名物になるよう盛り上げていきたい」と話す。