京浜急行電鉄は1月15日より、「京急電鉄＆叶神社（かのうじんじゃ）　合格祈願切符」を発売する。横須賀市浦賀にある叶神社祈とう済みのオリジナル絵馬が付く、横浜駅から浦賀駅までの区間限定1日フリー切符。

　叶神社は、浦賀港をはさんで向かい合うように2つあり、東叶神社（東浦賀町2）と西叶神社（西浦賀町1）の呼び名で親しまれている。同神社は、源氏の再興を願って京都石清水八幡宮の心霊を迎えたことに始まるといわれ、1186年に源頼朝によってその願いがかなったことから叶大明神と呼ばれるようになり、「願いごとがかなう」という説が生まれた。縁起のいいこの名を持つ神社は、日本中を探しても横須賀にしかない。

　叶神社には二つの「縁結び坂」をはじめ、かなうといわれる言い伝えが数多くあり、西叶神社の「勾玉（まがたま）」を東叶神社の「袋」に収める「縁結びお守り」は、恋愛成就や良縁を求める若い女性に人気が高い。最近では、「叶」という漢字がロとトの組み合わせにもみえるため、宝くじ・ロト愛好家の間では当選を願って「ロト叶う神社」と呼ぶ人もいるという。

　横浜駅、戸部駅、日ノ出町駅、上大岡駅の4駅の窓口で扱う。同電鉄総務部の広報担当者は「高校や大学などの受験生や資格取得等を目指している方にもおすすめ。戸部駅は『飛べ』、日ノ出町駅は『日の出』という、縁起の良い言葉にちなんで発売駅になった」と話す。

　末広がりの「8」という数字をとり、1枚800円で限定3,000枚を発売。利用期間は2月28日まで。