地域活性化を応援する学生団体「エリブラ」が4月1日、追浜・金沢八景エリア（横須賀市追浜･横浜市南区）の魅力を紹介する街歩きブック「OPPAMA GATOR!!」を発行した。A4サイズ、カラー12ページで発行部数は6,500部。価格は1部150円。

街歩きブックを取材・執筆した大学生メンバー

　同ブックでは、追浜・金沢八景・金沢文庫・八景島の4エリアを探訪。カフェ、雑貨店、パワースポット、TVドラマのロケ地など約50カ所を紹介。

　地元主婦に聞いた「街の自慢」ベスト3、人気ラーメン店、女性に人気で個性的な店、地魚の名店、若者の遊び場なども掲載する。団体名「エリブラ」は、「ブラブラと歩いて地域の魅力を発掘する」「エリアブランディング」の意味に由来する。

　「地域の魅力を発掘したい」と取材・執筆したのは、筑波大学3年の田辺太一さん（青森県出身）、同3年の石川直樹さん（茨城県出身）、同2年の高柴慶人さん（横浜市出身）、桜美林大学2年の高橋幸子さん（新潟県出身）の4人。メンバーの高橋さんが地元出身だったことから追浜・金沢エリアを推薦し、メンバーらが手分けして取材。地元目線に加え、外から見た目線で地域の魅力を探し歩いたという。

　本のタイトルは、街歩きをしながら新鮮な驚きを感じたメンバーらが「おったまげた！」「追浜のナビゲーターになりたい」との思いから、「OPPAMA GATOR!!」に決めたそうだ。地域ブランディング研究所、デザイン会社の協力も得て発行にこぎつけた。　

　同代表で都市計画を専攻する田辺さんは「何回も追浜に通ううちに調査が楽しくなり、商店街の人たちの温かさにも触れて追浜が大好きになった。街のファン作りに役立てもらえたら」という。石川さんは「地域にはまだ知られていない魅力がたくさんあると分かった。この経験を糧に今後の活動につなげていきたい」と話す。

　同ブックは、掲載店舗・施設で頒布するほか、各エリア沿線の駅前書店などでも販売予定。問い合わせは同団体（Eメール wnehvqnu1@yahoo.co.jp）まで。