今年6月16日で開業120周年を迎えるJR横須賀線の記念イベント「YY（ワイワイ）スカ線フェスタ」が6月13日・14日、JR横須賀駅周辺で開催される。JR東日本、横須賀市が共催。

　横須賀駅構内では13日に「成田エクスプレス新型車両」を初公開、14日は伊豆急行「リゾート21黒船電車」の車両を展示するほか、記念グッズの販売、歴史パネル展示、Nゲージ展示、鉄道模型運転会、駅長制服撮影会（子ども限定）などを展開する。14日には元祖鉄道アイドル・豊岡真澄さんのトークイベントも予定。

　同駅に隣接するヴェルニー公園では横須賀グルメの販売ブースを設け、「よこすか海軍カレー」「ヨコスカネイビーバーガー」「黒船弁当」や横須賀線沿線の名産品を販売するほか、ステージでは海上自衛隊音楽隊の演奏なども行う。

　横須賀線は1889（明治22）年に大船～横須賀間が開通し、明治時代の「鉄道唱歌」にも歌われた。首都と軍港を結ぶ重要路線と位置付けられ、1944（昭和19）年には海軍の要請で久里浜まで延長された。横須賀駅の駅舎は1940（昭和15）年に現在の姿に改築されたが、階段のない駅舎として知られ、ホームの屋根を支える柱の一部には1886（明治19）年の刻印のある古い鉄道レールが再利用されるなど明治の面影を残している。

　開催時間は10時30分～16時。入場無料（駅構内は入場券が必要）。今月27日・28日には記念列車として、1930～1950年代製造の旧型客車を使った「レトロ横濱号」が同駅を訪れる予定。