横須賀海軍カレー本舗(横須賀市若松町1)のレストランが7月14日、明治期の旧海軍士官食堂をイメージしたインテリアに改装され、リニューアルオープンする。
観光アンテナショップ・YYポート2階にある同レストランは、2006年4月に開店。明治41年のレシピを基にした「よこすか海軍カレー」専門レストランとして営業。
今回の改装では、旧海軍士官食堂風にカーテンや家具、照明などもリニューアル。日露戦争で活躍した戦艦三笠を記念して、200分の1スケール模型も設置。旧海軍の食器をイメージした碇のマークが入ったカップや皿も採用。天井にはガラス製シャンデリアを飾り、女性スタッフの制服も明治期のレトロなメイド風衣装にアレンジした。
英国海軍から伝わったとされる伝統的な「海軍紅茶」もメニューに加えた。英国製ポット、スリランカ産セイロン茶、ツボの形をした海軍ピッチャーも用意し、ミルクティーとして提供。
横尾美香店長は「海軍研究家のアドバイスを参考に、店内BGMには当時の士官食堂で流されていたクラシックで優雅なワルツ曲を採用した」といい、細部にこだわりも。
同店の人気メニューは、牛乳・サラダ・チャツネが付いた「よこすか海軍カレー・スペシャルビーフ」(1,200円)。戦艦三笠をイメージした3倍サイズの「横須賀海軍チキンカツビッグカレー砲」(2,320円)は、同市内にある防衛大学校の新入生らが、入学直後に来店してチャレンジする名物カレーともなっている。
同本舗の鈴木孝博社長は「明治の海軍カレーの味を再現するとともに、さらに海軍を感じさせるようなレストランへグレードアップした」と話す。
営業時間は平日=11時~16時、土曜・日曜・祝日=11時~20時。問い合わせは同本舗(TEL 046-829-1221)まで。