横須賀・久里浜港で3月20日、初心者向けの海釣りイベント「女性限定!手ぶらで釣り体験ツアー」が初開催され、定員30人に対し3倍超の97人の応募があり、抽選で選ばれた20代~40代の女性たちが海釣りを楽しんで好評だった。
20代~40代の女性30人が集まった「釣りガール」体験ツアー
当日は、プロアングラー・児島玲子さんを講師に招き、地元「釣りガール」らもイベントをサポートした。同市・京急電鉄などが推進する「横須賀フィッシングプロジェクト」の一環。
参加者は「海釣りは初めて」という女性がほとんどで、市外からの参加が約7割を占めた。久里浜港から2隻の釣り船に乗船し、エサの付け方やリールの使い方などのコーチを受け、タイ釣りやアジ釣りを3時間半にわたって体験。小春日和で波も穏やかな中、船上ではアジなどを釣り上げた女性たちの歓声も。
その後、観音崎京急ホテルへ移動、温浴施設SPASSOで入浴してサッパリ。再び久里浜へ戻ってレストラン「黒船亭」で魚のさばき方教室、釣った魚を刺身盛りにしてもらい釣り談義に花を咲かせた。土産にはマダイやワカメも提供され、ジャンケン大会で土産物を分け合った。
女性らに海釣りの魅力を伝えた児島さんは「たくさんの応募があってよかった。これをきっかけに釣りファンになってもらえたら」という。東京都内から参加した20代女性は「久里浜の海は初めて。インストラクターの指導で安心して釣りを楽しめ、SPASSOもよかった。また横須賀に遊びに行きたい」とほほ笑む。
4月1日開催予定の「親子マダイ釣り教室」(定員30人)には、10倍超の334人もの応募がすでに寄せられている。
同市商業観光課の安田憲二さんは「横須賀の自然環境をPRし、釣りを新たな観光アイテムとして取り入れた体験ツアー」といい、「これから本格的な釣りシーズンを迎え、新規ファン層にアピールできるよう内容を充実させていきたい」と意気込む。