横須賀市は2月1日、まちぐるみで若い世代の結婚・子育てを応援するウェブサイト「すかりぶ」を開設した。同市と横須賀商工会議所が連携する定住促進事業「すかりぶ」の一環。

　同事業は、利用登録者にサービスや情報を提供するもので、「すかりぶ」ホームページを活用して情報発信する。対象は、市内在住の20代・30代男女、妊娠中の人、18歳以下の子どもを持つ親の世代。協賛店舗・施設などで割引や優待サービスなどが利用できる。

　同サイトでは、各種サービスや協賛店舗を検索できるほか、婚活パーティーやウエディングセミナーなどの情報、「子育てコミュニティー」など利用者が楽しめるイベントや体験教室などの情報発信も。3月からは、利用者ニーズ把握や情報拡散のためSNS「フェイスブック」なども活用していく予定。「横須賀経済新聞」ニュース（ツイッター版）も配信提供する。

　同市政策推進課の担当者は「横須賀に住んでよかったと感じてもらえるようなサービスを官民連携して提供する事業。地域のつながりや活力を生み出せ、市民の皆さんの声を反映しながら使いやすいサービスが提案できれば」と話す。

　2月1日より利用者登録や協賛事業者の募集開始。3月より各種サービスを実施する。1万人の利用者と協賛企業300社の登録が目標。同市の人口は41万5千人で減少傾向にあり、20代～30代の若い世代の市外流出が目立つ中で、定住促進の新事業で歯止めを図る。

　2月19日には、横須賀モアーズシティ1階で利用説明会「すかりぶ親子イベント」を開催。3月28日には、体験サービス第1弾「横浜Fマリノス　親子で始めるスポーツと食育講座」を予定。詳細は同サイトで確認できる。