40周年を迎える「海洋研究開発機構JAMSTEC」は10月1日、横須賀本部(横須賀市夏島町2)の施設を一般公開する。特別企画として、東日本大震災の海底調査を実施した深海調査船「しんかい6500」報告会なども行われる。
「しんかい6500」が撮影した画像には、地震による海底の亀裂が写る
当日は、日本初の有人潜水調査船「しんかい2000」コックピット見学会(抽選)、最先端設備を持つ研究室を探訪するラボツアー、公開セミナー、キッズパークなどのイベントを実施。
JAMSTEC40周年特別企画として、発足当初からの貴重な写真展、スーパーコンピュータ「地球シミュレータ」などによる現在の研究成果を紹介。2010年に地球深部探査船「ちきゅう」が熱水噴出域直下から掘削採取した「黒鉱(鉱石)の研究サンプル」も特別公開する。
「3月11日に何が起こったのか?~東日本大震災調査報告~」をテーマに、震災パネル展、海洋調査船「かいれい」の海底調査報告会、「しんかい6500」調査報告会なども予定。
同会場では、「YOKOSUKA軍港めぐり」の船舶によるワンコイン・クルーズ(500円)、海軍カレー・バイキングなどを提供する「秋のカレーフェスティバル」も同時開催する。
開催時間は9時30分~16時。入場無料。京急追浜駅より無料シャトルバスも運行。問い合わせは同機構(TEL 046-867-9067)まで。詳細は同サイトで確認できる。