県内でも各地の花火大会中止が相次ぐ中、横須賀市は夏の恒例イベント「よこすか開国花火大会」の開催を検討していたが、8月6日に開催することを決めた。6月1日、吉田雄人・横須賀市長が発表した。
吉田市長は「地域経済を活性するための取り組みを推進することが被災地への継続的支援につながる」とコメントした。今年の花火大会では、有料の市民協賛観覧席を設けないなど例年より規模を縮小して開催し、詳細は7月初旬に発表。開催時間は19時30分~20時の予定。
7月31日~8月5日には「よこすか開国祭2011」も例年通り実施する。7月31日は「がんばろう日本!がんばれ東北!」をテーマに、「開国ダンスドリーム」を開催。近隣市町のダンスチームによるコンテストを行う。
8月1日~5日、市役所前公園を開放して「開国わいわい広場」を設置。飲食ブース、音楽・ダンスなどステージショーのほか、東北地方の郷土芸能を招致して出演してもらう予定。各イベントでは募金箱を設置して、復興支援義援金も集める。
同市商業観光課の担当者は「昨年の開国花火大会には約26万人が来場した。夏の電力事情を考慮した上で交通機関・警備・安全対策など今後詳細を詰めていく」と話している。
神奈川県内の花火大会は、鎌倉・逗子・藤沢・茅ヶ崎・綾瀬・横浜スパークリングトワイライトなどが中止を発表。開催を予定しているのは、久里浜ペリー祭花火大会(7月9日)、えびな市民まつり(7月24日)、芦ノ湖・湖水まつり花火大会(7月31日)、箱根園納涼花火大会(8月2日)、三浦海岸納涼まつり花火大会(8月3日)、丹沢湖花火大会(8月10日)など。小田原・平塚では開催を検討中。