京急久里浜駅前・西口通りに4月28日、福島第1原発事故の風評被害に悩まされている福島県会津若松市の物産販売を行う「会津若松応援プロジェクト久里浜店」(横須賀市久里浜1)がオープンした。
喜多方ラーメン、会津みそ漬けなど「会津ブランド」の物産を販売する同店
同市と交流のある横須賀市内の食品事業者など10社が協力し、応援プロジェクト店舗を立ち上げたもの。会津若松は、江戸時代から横須賀と歴史的なつながりを持ち、2007年に友好都市提携。同市は原発から約100キロ離れており、避難住民を多数受け入れている。
同店代表の須藤進一さんは「福島県産というだけで地元物産が売れなくなったと聞いて、何かできないかと有志と相談。2週間の準備期間で開店にこぎつけた」という。地元建設業者が空き店舗を無償提供した。「風評被害に負けず、会津物産を販売することで応援したい」と須藤さん。
同店では「会津ブランド」商品を扱い、喜多方ラーメン(198円)、会津みそ漬け(315円)、田舎みそ(798円)、地酒「亀の尾」、会津米などを販売。売り上げの一部を義援金として会津若松商工会議所に寄付する。
営業時間は10時~19時。問い合わせは同店(TEL 090-2534-9098)まで。