OCNのアート情報専門サイト「artgene(アートジェーン)」は昨年12月下旬、全国に約450ある美術館の中から「絶景美術館・トップ5」を選出し、横須賀美術館(横須賀市鴨居4)が5位にランクインして話題を呼んでいる。
同サイトで好評な「アートなんでもランキング」の第2弾で、「アートだけでなく、風光明媚な景色や美術館の建築自体も楽しめる絶景美術館」を選んだもの。「日本でも指折りの由緒ある名所ばかり。アート好きな方はもちろん、デートや旅行で訪れても楽しめる」(同サイト)としている。
絶景美術館の1位には「足立美術館」(島根県安来市)、2位に「ベネッセアートサイト直島」(香川県直島町)、3位に「海の見える杜美術館」(広島県廿日市市)、4位に「成川美術館」(神奈川県箱根町)などを特集紹介している。OCNは、NTTコミュニケーションズが運営する日本最大規模のインターネットサービスプロバイダで、会員数は約800万人。
横須賀美術館は2007年4月に開設。神奈川建築コンクール最優秀賞を受賞したほか、第49回BCS賞(建築業協会賞)も受賞。「2人がプロポーズできるデートポット」としてNPO法人地域活性化支援センターにより「恋人の聖地」にも認定されている。
観音崎自然公園の中に立地する同館は、海と緑に囲まれた環境を生かして周辺ビュースポットや名所を掲載した「ウオーキングマップ」を作成するなど、アート以外にもさまざまな楽しみ方を提案している。
同美術館運営課の担当者は「全国の美術館の中でも有数の絶景として評価された。冬は空気が澄んでいるため、房総半島やアクアライン、スカイツリーなど美術館からの景色を1年で最もきれいに楽しめる季節」という。
開館時間は10時~18時。第1月曜休館。