横須賀美術館(横須賀市鴨居4)で9月11日より、1960年代にアメリカで隆盛したポップ・アートの有名作品を展示する「ポップ・アート展 1960’s-2000’s」が開催される。
同展では、戦後アメリカ美術の優れた企業コレクションとして知られる「ミスミ・アートコレクション」より、ポップ・アートを代表するアンディ・ウォーホルやロイ・リキテンスタイン、80年代にスターとなったキース・ヘリングやジャン・ミシェル・バスキア、現在活躍中のヴィック・ムニーズやマリーナ・カポスなど約90点を展示する。
アメリカで盛んになったポップ・アートは、明るい色調と明快な主題が親しみやすく、漫画や雑誌、コカ・コーラやキャンベル・スープといった広告、マリリン・モンローなどの映画スターの写真など、身近なイメージを取り入れているのが特徴。
「60年代のポップアートは、好景気に沸き、大量生産・大量消費の時代にあった活気に満ちたアメリカを示しているともいえる。ポップ・アートを中心に、ミニマル・アートやグラフィティ・アート、最近作まで、現代アメリカ美術を楽しんでもらえたら」(同館)という。
9月19日には、「19億円のマンガの絵、ポップアートの経済効果」と題する講演会も予定。講師は広本伸幸さん(ミスミアートコレクション・キュレーター)。10月2日・9日には、学芸員によるギャラリートークも。ともに14時~。
開催時間は10時~19時(土曜は20時)。10月17日まで。観覧料は、一般=800円、高・大学生・65歳以上=600円、中学生以下無料。 問い合わせは同館(TEL 046-845-1211)まで。