横須賀市観光協会などが主催する「YYのりものフェスタ2010」が6月12日・13日、JR横須賀駅・ヴェルニー公園(横須賀市汐入町)周辺で開催され、2日間で約8万1,000人が集まりにぎわった。昨年のJR横須賀線120周年「YYスカ線フェスタ」の来場者数は4万6,000人で、今年は約1.8倍の集客となった。
「ミス伊豆の踊り子」「ミス熱海梅娘」も来訪して、記念うちわなどを配った
13日には、JR横須賀駅に「龍馬コーナー」を設けた伊豆急行「リゾート21・黒船電車」が来訪し、見学希望者が長蛇の列を作った。駅構内では「ミス伊豆の踊り子」「ミス熱海梅娘」らが記念うちわなどを来場者に配布した。JR横須賀保守基地でマルチプルタイタンパー・軌陸車(きりくしゃ)などの作業車両も展示。
隣接する海上自衛隊横須賀地方総監部に新しくできた岸壁で、護衛艦「はるさめ」「たかなみ」が一般公開され、大勢が艦内見学に訪れた。ヴェルニー公園では、警察車両・消防車両・京急バスも展示され、白バイにまたがる子どもたちや消防士の装備を身に着けて写真撮影する親子連れの姿も目立った。飲食ブースや鉄道グッズなどの販売も人気を集めた。
周辺のショッパーズプラザ横須賀でも、ミニSL「機関車トーマス」を運転。どぶ板通りでは、ポニーの乗馬体験コーナーに長い行列ができ、ネイビーバーガー販売店なども混雑した。
同市商業観光課の小池康夫課長は「昨年は鉄道マニア中心のイベントだったが、今年は周辺商店街とも連携して乗り物の種類や開催エリアも拡大した」とし、「予想以上に大勢の人たちが集まり、家族連れの来場者が増えて好評だった」と話す。