横須賀沖に浮かぶ無人島「猿島」で4月25日、地産地消をテーマに地元産食材を使った「猿島おでん」を限定販売する。同日行われる「猿島フィッシング大会」の会場でお披露目する。
猿島航路を運航するトライアングル、上町の飲食店・大黒屋、横須賀市農林水産課のコラボ企画。大根・地ダコ・ツミレ・コンブのセットで串1本350円。オプションで地タマゴ150円。
同おでんは、横須賀・三浦半島の食材にこだわり、全国ブランドの「三浦大根」「久里浜の地ダコ」のほか、安田養鶏場の地タマゴ、猿島産コンブ、コノシロのツミレを串刺しにしたもの。コノシロ(コハダの成魚)は骨の多い小魚で、水揚げされても廃棄処分されることが多かったが、すり身にしてツミレに加工することで新たな用途を開発するという。
トライアングルの鈴木隆裕さんは「食材のほとんどが猿島近辺で獲れることから『猿島おでん』と命名した。おでんのダシは『横須賀ちょいワル漁師風』に塩味をきかせた」といい、「当日の反響をみながら市内事業者とコラボして、地産地消の新商品に育てていきたい」と話す。
猿島フィッシング大会は8時~14時30分。問い合わせはトライアングル(TEL 046-825-7144)まで。