埼玉西武ライオンズの工藤公康投手が1月19日、横須賀市立諏訪小学校(横須賀市小川町1)を訪問して課外授業を行い、全校児童350人と交流した。「二十一世紀倶楽部(くらぶ)」が主催する「DREAM21 夢の課外授業」の一環。
同校体育館で講演を行った工藤選手は、少年時代に父親とともに野球を始めたきっかけなどを紹介し、「夢を持つと同時に、あきらめないことが大切。自分にふさわしいことを見つけてほしい」と話した。
児童たちとの質疑応答タイムもあり、「どうしたら野球がうまくなるか」との質問に「自分はうまい人をまねることから始めた」と答えると、会場からドッと笑い声も上がるなどリラックスした雰囲気に。その後、ボールを手にしてプロ野球選手の投球ぶりを披露すると、児童たちから大きな歓声が沸いた。5~6年生を対象に、バットを使ってウオーミングアップの仕方なども指導した。
参加した6年生男子は「工藤選手が来るのをみんな楽しみにしていた。子どものころの話を聞いて勉強になった」と笑顔をみせる。工藤選手は「けがをしないでスポーツを楽しもう。自分の好きなことを一生懸命やって、楽しむことが何より大事」とアドバイスした。