JR衣笠駅前の衣笠商店街（横須賀市衣笠）で10月5日、アーケードにアニマルバルーン14体が飾られ、体験型ゲームなどで商店街を活性化する「衣笠ワンダーランド商店街プロジェクト」が始まった。衣笠仲通り商店街が主催、同地域運営協議会などが協力。

J:COM湘南「お天気お姉さん」たちもハロウィーン衣装で参加

　5日のオープニングでは、全長約250メートルのアーケード内で大道芸、市民団体・高校生ら約330人が参加する「大人のハロウィーンパレード」も行われ、大勢の見物客でにぎわった。コスプレ女王のキキワンさん、J:COM湘南「お天気お姉さん」らも参加してパレードを彩った。

　動物型の大型バルーンは、「まるで動物園（ズー）かしら」という意味から「ズーカシラ」の愛称に。動物園のない横須賀に風船動物園の空間を演出。ライオン・キリン・パンダなど地元小学生のアンケートに基づいて動物を選んだ。

　同商店街をスタート＆ゴール地点として、各店舗を回って宝探しや謎解き行う体験型ゲーム「ワンダの冒険in衣笠～アニマルトレジャーの秘密」を展開。大人も子どもも楽しめるイベントとし、謎解きの難易度も高めに設定。衣笠の名所や観光資源を知ってもらい、周辺エリアも含めた回遊を促すという。12月15日まで。

　11月14日～16日には3日間限定で、衣笠の名店スイーツを食べ歩く「スイーツツアー」も実施。女性目線のグルメイベントで新規客層の開拓も狙う。

　今年7月には、ご当地グルメ「衣笠丼」「キヌガサイダー」も発表。高齢化が進んでシニア層が多くなった同地域で、ファミリー層の呼び込みに力を入れ、活性化を図るが同プロジェクトの狙いだ。

　同仲通り商店街理事長の木継芳孝さんは「奇想天外なアイデアも採用して、皆さんに驚いてもらえるような仕掛けも考えていきたい。わくわくする商店街を目指している」と話す。問い合わせは同商店街（TEL 046-853-8686）まで。