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「横須賀×はいふり」ロケーションジャパン大賞にノミネート 和菓子店にアニメコミュも 

老舗和菓子店「さかくら総本家」にできたコミュニティースペース。アニメファンと交流する吉田雄人・横須賀市長(写真中央)

老舗和菓子店「さかくら総本家」にできたコミュニティースペース。アニメファンと交流する吉田雄人・横須賀市長(写真中央)

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 横須賀舞台のアニメ「ハイスクール・フリート」が現在、今年最も人を動かし地域観光を活性化させた作品と地域に贈られる「第7回ロケーションジャパン大賞」の21作品にノミネートされ話題を呼んでいる。

横須賀海洋女子高校の少女たちのアニメ「ハイスクール・フリート」

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 京急横須賀中央駅前にある老舗和菓子店「さかくら総本家」(明治24年創業・横須賀市若松町3)には、同アニメファンのコミュニティースペースが設置され、全国各地から熱心なファンが集まり、アニメ聖地巡りや街歩きなど情報交換の場になっている。

 11月20日には、吉田雄人・横須賀市長、TVアニメ監督の信田ユウさんらが同店を訪問、アニメファンと交流した。同店が5階の空きスペースを提供し、アニメファンらがコミュニティーを自主運営。毎週土曜日曜にオープンし、1日200人前後が市内外から集まってくる。

 同アニメは、陸地の大半が海中に沈んだパラレルワールドで、 海を守る「ブルーマーメイド」になるために活躍する「横須賀海洋女子高校」の少女たちの物語。今年4月にテレビ放映が始まった。来年にはOVAの発売が予定されている。

 横須賀市では9月中旬~11月中旬、地元飲食店34店と連携したグルメスタンプラリーを開催し、150人以上のファンが全店スタンプ制覇。9月24日に行われた同アニメ「横須賀赤道祭」には約4,000人参加。名古屋市・藤沢市・大和市から横須賀市内へ移住した熱いファンもいる。

 吉田市長は「行政・商店街・ファンが一緒になって地元を盛り上げてくれるのはありがたい」という。信田監督は「作り手とファンが双方向で交流できるアニメは面白い。街の人たちの応援もあり地域振興につながれば」とほほ笑む。

 同大賞は、各界の著名人を審査委員に迎えるほか、web上で3,000人アンケートを実施。「支持率」「ロケの支援度」「行楽度」「地域の変化」の4つの指標から、大賞を決定する。映画「シンゴジラ」(川崎市)、NHK大河ドラマ「真田丸」(長野県上田市)、アニメ映画「君の名は。」(岐阜県飛騨市)などがノミネートしている。一般投票は11月30日まで。

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